いつも気にしているのは、居心地の悪さを感じるかどうか、ということです。
居心地が良いポートフォリオというのは、バリュー投資家からすると危険なのです。
それは、どういうことかと言いますと、バリュー投資と言うのは不人気銘柄を買う戦略ですので、人間心理的に居心地の悪さを常に感じる必要があります。
投資家心理とは、人気のあるみんなが買っている銘柄を買いたくなるものです。
しかし、バリュー投資家はこの逆をいかなければなりません。
売られ過ぎたか銘柄を買うことは、吐き気を催すような感情です。
しかもリーマンショックの時に、金融株のような売られ過ぎた株を買うことは、まるで切れそうなロープでバンジージャンプをするようなものです。
そんなことを意識してポートフォリオの構築に努めていますが、現在のポートフォリオはどうでしょうか?
WFC | 2,028,232 | 15.1% |
BRK-B | 1,942,142 | 14.5% |
KO | 1,619,038 | 12.1% |
AXP | 938,326 | 7.0% |
KHC | 827,709 | 6.2% |
PSX | 794,528 | 5.9% |
AAPL | 437,286 | 3.3% |
IBM | 428,949 | 3.2% |
LUV | 381,762 | 2.8% |
BK | 306,748 | 2.3% |
UAL | 249,870 | 1.9% |
AAL | 173,338 | 1.3% |
CHTR | 165,521 | 1.2% |
DAL | 158,163 | 1.2% |
LBTYA | 141,623 | 1.1% |
SYF | 137,531 | 1.0% |
DVA | 128,013 | 1.0% |
確定拠出年金の14.8%分を除くと、こんな保有比率になります。
ウェルズ・ファーゴ(WFC)が以前、保有比率№1ですね。
これは不正会計問題で、暴落した時に大きく買い増したので、株価が低迷しているにも関わらず保有比率がトップです。
会社の信用問題に関わる重大な、過ちを犯したウェルズ・ファーゴ(WFC)が保有比率トップであることは、居心地の悪さを抱えている状況ですので、バリュー投資家としてはよいと思います。
しかし、あのウォーレン・バフェットが最近一部売却しているこが、最大の懸念事項です。
正確に言うと、一部売却というより、他の銀行株へのスイッチングとも読み取れます。
集中投資のリターンは高いと言っても、やはりこのような問題が起きると、分散の重要性も再認識できます。
最近の記事にも書きましたが、ゼネラルモーターズ(GM)を買えなかったことは、残念でした。
しかし、いまやマイポートフォリオで大きな特徴となってきた航空株への投資で居心地の悪さを倍増しています。
こんなポートフォリオは他のブロガーで見たことはありません。
同じうような、分散され過ぎた優良企業のポートフォリオを構築して、同じような記事を....。
やめておきましょう。
みなさんは他のブロガーや当ブログのポートフォリオを参考にしているかも知れません。
しかし、所詮素人の投資ブログなんて、あてにする価値すらないと思います。
わたしも、たくさんの米国投資ブログを拝見していますが、参考にすることはありません。
市場心理や、一般投資家が何を考えているのかを拾うために拝見しています。
唯一マイポートフォリオで参考にしているのは、世界最強の投資家ウォーレン・バフェットのみです。
いろんな雑音が耳に入ってきて、ついバフェット銘柄以外の銘柄に手を出したくなることがままあります。
そこをぐっとこらえて、バフェット銘柄を買い続け、バフェットが売ったら同調することを繰り返すだけなのです。
わたしのサラリーマン生活は、あと約20年です。
いかに、バフェットが生きている間に、その恩恵を受けて資産を拡大し、リタイアを早められるのかが狙うところです。
あと20年もバフェットは生きていることはあり得ません。
バフェットの投資行動と同調することで得られる、その真髄に少しでも近づき、バフェットの死後も、市場平均を打ち負かすような投資戦略を得なければなりません。
まさに投資の天才です。
安く買って高く売る、これ以外に資産を拡大する方法はありません。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年7月30日
マイポートフォリオ 2017年5月13日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)
保有比率第3位 コカコーラ(KO)
保有比率第4位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 IBM