わたしの投資は、ETFやETNではなく米国個別株に限定しています。(確定拠出年金を除く)
世界一の投資であるバフェットの銘柄選択を参考に、長期投資という時間を武器に、ゆっくり資産を形成していく投資手法です。
しかし、気になるETNがあります。
それがXIV(2049) S&P500 VIXインバース ETNです。
恐怖指数と呼ばれるVIX指数を聞いたことがある方は多いかもしれません。
VXXはVIX指数が上がった場合、同じように上がるような仕組みです。
しかし、減価していくのでVIX指数が上がらない限りどんどん値が下がっていきます。
これを逆手にとって、VXXを空売りして、その減価分の値上がり益を得られます。
ちなみに...
空売りは損益無限、利益限定です。
逆に、買いは損益限定、利益無限です。
逆に空売りですのでリーマンショックなどの、なんちゃらショックがあった場合、VIV指数は跳ね上がりますので、空売りの場合もろ直撃することで、損を出すことになります。
そしてXIV(2049)はそのVXXの空売りを、逆にしたような価格形成を成します。
ですので、XIVを買えば、VXXを売ったことと、ほぼ同じです。
これを活用した投資手法がないか考えてみました。
わたしたち長期投資家は、市場の暴落時に大きな買いを入れます。
この投資先をXIVにすれば、大きなリターンをえられるのではないかということです。
実質、S&Pをエゲツナイぐらいアウトパフォームしています。
2004年3月~2015年11月までのリターンは、
なんと2000%を超えます。
(今の価格はそれいじょうですのでリターンはもっと高い)
そんなカンタンにリターンを得られるなら「すぐ投資したらええやん」そう思ってもいいぐらい魅力的な投資です。
しかしバフェット信望者として「早く儲けようとするから失敗する」を決して忘れてはいけません。
それでも、そんなことが無視できるぐらい大きなリターンを上げています。
長期バリュー投資家が一番やってはいけないことは、セクシーな銘柄への投資です。
フェイスブックやリンクトインへ投資をしてはいけません
そんなセクシーな銘柄を上回る、極上のセクシーさを備えるのが、XIVです。
一番大切なことを言います。
おいしい話には裏があります。
XIVもそうです。
前日の終値から80%以上下がると償還する可能性がある、というとんでもないルールがあります。
価値が0になるということです。
ですので、2000%以上儲かっているから、もっと持ち続けようと保有をしていて億万長者気分を味わっている翌日に、もしかすると80%以上下落し、無一文になる可能性を秘めています。
ナシーム・ニコラス・タレブのいうブラックスワンはいつか起こります。
いつ起こるのか、誰にも分かりません。
ナシーム・ニコラス・タレブのポジションは、XIVの買いとは真逆です。
毎日のように減価していく手数料を払い続け、暴落時に払い続けた手数料を全て回収し、それを大きく上回るリターンを得る戦略です。
今までは、償還されていなくても、いつかその日が来ます。
それはいつか、わかりません。
ですので、バイアンドホールド戦略のような簡単な投資では、戦えません。
わたしは、ゆっくりじっくり資産という雪だるまを転がし続け、バフェットの言う早く儲けようとしないことこそが、他の投資家との違いを生むものだと信じています。
隣の家が豪華になっていくことを、眺めているだけで自分が無能だと思ってしまうのは人間心理として当たり前です。
ブラックスワンを無視して投資をすることはできません。
暴落時に、遊びで買うにはいいかもしれませんが、通常の投資で扱う投資対象ではありません。
あくまで頭の片隅にXIVが存在することだけを置いておいて、長期バリュー投資を実践していきます。
このようにブログに書くことで頭が整理できたので、よかったです。
▼マイポートフォリオ
マイポートフォリオ 2017年2月4日
マイポートフォリオ2016年11月27日
▼わたしの投資方針
わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ
バフェット銘柄の買うタイミングをPERで考える
▼わたしのポートフォリオ保有比率上位銘柄まとめ
保有比率第1位 ウエルズファーゴ(WFC)
保有比率第2位 IBM
保有比率第3位 バークシャーハサウェイ(BRK.B)・・整備中
保有比率第4位 コカコーラ(KO)
保有比率第5位 アメリカン・エキスプレス(AXP)
保有比率第6位 フィリップス66(PSX)