2015/12/18

わたしのバフェット流米国株投資基本方針まとめ

敗者のゲーム」チャールズエリスを読んでいて、投資基本方針をきちんと立てておく重要性を再認識しました。ということで、以下がわたしの投資基本方針です。



1.買ったら売らない 永久保有
2.VIX40以上は全力買い
3.バークシャーハサウェイのポートフォリオに近づける
4.アセットアロケーションは株式90%以上 預貯金10%未満






1.買ったら売らない 永久保有

素晴らしい企業をそれなりの株価で買っているので売り時はありません。
バフェットと同じく永久保有を目指します。
ただし、現金比率が常に10%未満ですので、大きな買い物(例えば車が壊れて購入する場合など)をする場合は取り崩す可能性があります。

実際、2015年4月に中古のアルファード350万円を購入しましたので、取り崩しました。
買い時は比較的簡単にわかりますが、売り時は難しいです。

売った瞬間に、手数料と税金が発生します。
それらを、支払ってもよい根拠があることは滅多にないような気がします。
買い時に気を配り、放置プレイです。





2.VIX40以上は全力買い

「人の行く裏に道あり花の山」投資格言で有名なこの言葉の抽象的な言い回しを、わたしの解釈で具体的な指数と数字に表しました。

株価は人の心理に左右される。
暴落時は売りが売りを呼び、株式市場自体がなくなるのではないかといった、絶望にも似たような感覚になります。

実際、リーマンショック時はそんな心境でした。

そのような状況下で、果敢に買いにいけるか?
なにかシステマティックに買いにいける指標やルールを作れないか?

そこで恐怖指標とも呼ばれる人間の心理を示したVIX指数に着目しました。過去の指数を確認してみるとVIX40以上になることは、少ないです。

しかも下げはかなりキツイです。
2015年では中国バブル崩壊と呼ばれた時期に40を超え50に達しました。


もちろん勇気を持って全力で買いにむかいました。


このようなVIX40以上全力買いとしておくとリーマンショック級の大暴落はよだれが出るほどおいしそうな状況ということになります。
まさに、絶好球、ど真ん中のストレートです。

おもいっきり強振して場外ホームランを狙いましょう。

ただし、保有銘柄も激下げします。
もしかしたら含み損の圏内に突入することもあるでしょう。


永久保有の優良銘柄しかないので、含み損になれば、迷わずナンピン買いです。

最近、終わりで大きく儲かる「つみたて投資」星野泰平著を読みましたが、あれはいわゆるナンピンしまくっていつか上がれば儲けまっせ、だから下がっても心配するな、というような内容でした。

それこそ、インデックス投資ではなく、バフェット銘柄のような優良銘柄でつみたてといわずとも、投資資金を手に入れた時点でPERが相対的に低い株に投資していく戦略のほうがよいように思います。





3.バフェットのポートフォリオに近づける

世界最強の投資家ウォーレンバフェットと同じような投資リターンを得るためには、完全にマネすることが一番です。

しかし、それは無理です。
なぜ無理か?

マネをしようとしても買いのタイミングがずれるからです。
ただし、後追いでもポートフォリオをマネすることはできます。

四半期ごとに公開されるポートフォリオに近づければいいんです。

保有しているということは、いま買っていると、ほとんど同じ意味ですので、ある程度のリターンは得られると思います。

ただし、これはベースづくりの意味合いが大きいです。

やみくもにバフェット銘柄で相対的に安い(例えばPERが低い)ものを買い進んでいると、IBM100%ぐらいのポートフォリオになってしまいます。

これも、ひとつ博打的にありかもしれませんが、さすがにIBMに人生をささげるわけにもいきません。
腹をくくったとしても33%が限界です。

というように、ポートフォリオに偏りが出過ぎてしまいます。

しかも、コカ・コーラ(KO)のような、超優良銘柄の恩恵も受けられなくなります。

したがって、ベースを作るという意味でも、まずバフェットのポートフォリオに近づけることが重要かと思います。


現在のわたしのポートフォリオは以下の通りです。



23.2% ウェルズファーゴ(WFC)
16.8% コカ・コーラ(KO)
18.7% IBM(IBM)
7.8% アメリカンエキスプレス(AXP)
8.0% ウォルマート(WMT)
4.9% プロクターギャンブル(PG)
8.6% バークシャーハサウェイ(BRK-B)
12.0% その他(VTに近いインデックス)
インデックスからリレー投資的にバフェット銘柄で相対的に安い銘柄に投資していきます。





4.アセットアロケーションは株式90%以上 預貯金10%未満

歴史が証明するように投資対象で一番インフレに強く、リターンが大きい資産は株式です。



したがって、株式100%保有が正解だと思います。



ただし、月々の支払などがありますので、当然100%株式保有はあり得ません。


わたしは何かトラブルがあっても対応できるように10%程度を流動性の高い預貯金とするようにしています。

基本的に最大のリターンを狙うとすると100%株式により近い形を目指します。
現金が必要になれば、必要な時に必要なだけ現金化すればよいと思います。

株価はランダムウォークで誰にも分らないのであれば、現金は常に少なくていいんです。

 株式リターンが5%だとしても現金比率が50%だと総リターンは2.5%になります。



長期投資を目指していますので、あと30年後ぐらいに現金化する必要はあるかもしれませんが、サラリーマンですのでインカムとしてサラリーがあるので現金をためる必要はありません。





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